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君と過ごした日々ごと夜を攫えたなら、そうだったなら僕は。

君の顔を隠す栗色の横髪にそっと触れれば見ないふりをしていた頬に流れた涙の白い跡を見つけてしまう。

僕に掛けられる言葉など一つもないと知っていながら呟く、ごめんねそれでも愛してる。

眠ったふりを続ける君の閉じた瞼に舌先で口付けた。
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公開:19/02/06 09:05

きざはしと同一人物。
140字小説を書きます。

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