最終面接
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ついに最終面接だ。目の前に座る大きな目玉の面接官が、この組織のトップ。私は努めて笑顔を保ちながら、面接官の問いに答えていった。
「志望動機は?」
「人間というものに嫌気が差したからです。このままでは地球がもちません。あなた方のような宇宙人こそが、この地球をより良く改善できると考えます」
面接は滞りなく進んだ。どうやら好感触のようだ。ついに最後の質問が訪れる。
「それでは最後に確認させて下さい。あなたはこの組織に入ったら、どんなことでもやり遂げますか?」
「はい」
「地球を改善するためなら、何を犠牲にしても構わないと思いますか?」
「はい」
「友人や親族に被害が及んでも良いと思いますか?」
「はい」
「それでは私たちが、あなたを実験台にしても構わないということですね?」
はいと答える前に、質問の意味を理解する前に、私は意識を手放した。
「志望動機は?」
「人間というものに嫌気が差したからです。このままでは地球がもちません。あなた方のような宇宙人こそが、この地球をより良く改善できると考えます」
面接は滞りなく進んだ。どうやら好感触のようだ。ついに最後の質問が訪れる。
「それでは最後に確認させて下さい。あなたはこの組織に入ったら、どんなことでもやり遂げますか?」
「はい」
「地球を改善するためなら、何を犠牲にしても構わないと思いますか?」
「はい」
「友人や親族に被害が及んでも良いと思いますか?」
「はい」
「それでは私たちが、あなたを実験台にしても構わないということですね?」
はいと答える前に、質問の意味を理解する前に、私は意識を手放した。
SF
公開:19/02/03 18:31
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