シャットダウンできる夕立
6
6
下校しようとしていたら夕立が降ってきた。
目の前が見えないくらいの土砂降り。
傘がないのでぼーっと止むのを待っていると、横に幼なじみの女子がやって来た。
暫く2人黙って雨を眺めていたら彼女がポツリとつぶやいた。
「こんなに見えなくなるなら世の中の嫌なことも全部見えなくなれば良いのに。」
「・・・」
「それで雨が通り過ぎた後みたいに全部綺麗に洗い流してくれないかな。」
「・・・」
普段はいつも小言がうるさい彼女が今日はしおらしい。
何か励ましてやりたくなった。
「・・・この前俺が借りたジュース代はチャラで良いってことだよな。」
「違う」
目の前が見えないくらいの土砂降り。
傘がないのでぼーっと止むのを待っていると、横に幼なじみの女子がやって来た。
暫く2人黙って雨を眺めていたら彼女がポツリとつぶやいた。
「こんなに見えなくなるなら世の中の嫌なことも全部見えなくなれば良いのに。」
「・・・」
「それで雨が通り過ぎた後みたいに全部綺麗に洗い流してくれないかな。」
「・・・」
普段はいつも小言がうるさい彼女が今日はしおらしい。
何か励ましてやりたくなった。
「・・・この前俺が借りたジュース代はチャラで良いってことだよな。」
「違う」
ファンタジー
公開:19/02/03 04:28
普段は四コマ漫画を描いたり、イラストを描いて遊んでいます。
ショートショートは中学生の時に筒井康隆先生に出会って衝撃を受けて、星新一先生、藤子F不二雄先生と手を伸ばして読み漁り自分なりに執筆をしていました。
よろしくお願いします❣️
ショートショートの漫画も執筆しています。
漫画ブログ
http://takahaya4.hatenablog.com
Instagram
https://www.instagram.com/haya4taka32
ログインするとコメントを投稿できます