後ろ
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彼の浮気の一部始終を目撃した眞美は、彼が外出している間に、鍵屋に作ってもらった彼と同型の鍵で玄関戸を開け、部屋に上がり込んだ。
相変わらず、キッチンには溜まりこんだ汚いゴミが置かれていた。
眞美は、躊躇なく、キャビネットから、家庭包丁を取り出す。
光る鈍色の鋭利な刃物を手に持ち、キッチンを抜け、彼の部屋に入った。
彼が他の女と寝ていたのを想像するだけで、吐き気を催しそうになる。
眞美は、刃物で、彼のベッドのシーツを素直な感情に従いズタズタに切り刻む。
初めは刃物でベッドだけ切り刻む予定だったが、気がついた時には、部屋中の家具は床に全て倒れていた。
彼の大切な観葉植物の鉢植えは無残な姿になっていた。
その日の二十二時頃・・・
彼は仕事を終え、クタクタに疲れ切って帰宅した。
合鍵を玄関の戸の鍵穴に差し込むと、既に解錠されていた。
鼻に見知らぬ彼女の香水の匂いが漂ってきた。
相変わらず、キッチンには溜まりこんだ汚いゴミが置かれていた。
眞美は、躊躇なく、キャビネットから、家庭包丁を取り出す。
光る鈍色の鋭利な刃物を手に持ち、キッチンを抜け、彼の部屋に入った。
彼が他の女と寝ていたのを想像するだけで、吐き気を催しそうになる。
眞美は、刃物で、彼のベッドのシーツを素直な感情に従いズタズタに切り刻む。
初めは刃物でベッドだけ切り刻む予定だったが、気がついた時には、部屋中の家具は床に全て倒れていた。
彼の大切な観葉植物の鉢植えは無残な姿になっていた。
その日の二十二時頃・・・
彼は仕事を終え、クタクタに疲れ切って帰宅した。
合鍵を玄関の戸の鍵穴に差し込むと、既に解錠されていた。
鼻に見知らぬ彼女の香水の匂いが漂ってきた。
ミステリー・推理
公開:19/02/02 22:35
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