11
10
取材の帰りに、行きつけのバー「ツンデレ」に寄ったミチさんは、カウンターに知り合いの脚本家をみつけた。
「お久しぶり」「やぁ、どうも!」
笑顔であいさつを交わした。
でも、浮かない顔をしている彼は、その理由を打ち明ける。
「今、刑事ドラマのシナリオを書いているんですヨ」
「へぇ」
「それで、おっさんが主人公のドラマなんですけど。主人公のニックネームが思いつかなくて...」
「ニックネーム? 昔のドラマだと、ジーパン刑事とか、テキサス刑事とか、マカロニ刑事とか、よネ」
「そうそう! でもね。年増のおじさんにつける、あだ名ですからねぇ」
そう言われて、ミチさんは考えた。
「例えば、そうね。カレンダー刑事とか、どう?」
「ふぅん、カッコいいけど。それ、どんなキャラ?」
彼女は答えた。
「うん。日々の事柄に、やたら細かいのよ」
脚本家の彼は苦笑した。
「...リアル過ぎ。でも有りそうですネ(笑)」
「お久しぶり」「やぁ、どうも!」
笑顔であいさつを交わした。
でも、浮かない顔をしている彼は、その理由を打ち明ける。
「今、刑事ドラマのシナリオを書いているんですヨ」
「へぇ」
「それで、おっさんが主人公のドラマなんですけど。主人公のニックネームが思いつかなくて...」
「ニックネーム? 昔のドラマだと、ジーパン刑事とか、テキサス刑事とか、マカロニ刑事とか、よネ」
「そうそう! でもね。年増のおじさんにつける、あだ名ですからねぇ」
そう言われて、ミチさんは考えた。
「例えば、そうね。カレンダー刑事とか、どう?」
「ふぅん、カッコいいけど。それ、どんなキャラ?」
彼女は答えた。
「うん。日々の事柄に、やたら細かいのよ」
脚本家の彼は苦笑した。
「...リアル過ぎ。でも有りそうですネ(笑)」
ミステリー・推理
公開:19/02/02 21:18
更新:19/02/17 00:42
更新:19/02/17 00:42
カレンダー刑事
雑貨関連の仕事をしています。こだわりの生活雑貨、インテリア小物やおもしろステーショナリー、和めるガラクタなどが好きです。
ログインするとコメントを投稿できます