9
8
遂に開発に成功した
これは食べたら死ぬコロッケ
唾液に触れると1000倍に増殖する特殊な芋を使っている
ある日、事件が起きた
店長が殺人コロッケを出してしまったのだ
食べるなと思い見守っていたが、ミックスフライを注文してコロッケを残す奴などいない
客が頬張った瞬間、芋が巨大化した
断末魔の声と膨らむ具
高速で咀嚼し飲み込めば助かるが、そんな神業を瞬時に繰り出せるわけがない
床は一面、血つき芋で埋まった
営業は停止
店長の驚きはやがて怒りに変わった
「何をした!」
「な、何も」
白を切るしかなかった
「何か仕込んだろ」
「いや」
「こんな良いものがあるなら先に言え、この客は食い逃げ常習犯なんだ」
「え」
俺は安心し事の顛末を喋った
すると彼の怒りは頂点に達した
「バカヤロウ!せっかくコロッケって名前なんだから、殺すの『殺』で殺ッケの方が良いだろうが!」
俺は自分のセンスの無さを恥じた
これは食べたら死ぬコロッケ
唾液に触れると1000倍に増殖する特殊な芋を使っている
ある日、事件が起きた
店長が殺人コロッケを出してしまったのだ
食べるなと思い見守っていたが、ミックスフライを注文してコロッケを残す奴などいない
客が頬張った瞬間、芋が巨大化した
断末魔の声と膨らむ具
高速で咀嚼し飲み込めば助かるが、そんな神業を瞬時に繰り出せるわけがない
床は一面、血つき芋で埋まった
営業は停止
店長の驚きはやがて怒りに変わった
「何をした!」
「な、何も」
白を切るしかなかった
「何か仕込んだろ」
「いや」
「こんな良いものがあるなら先に言え、この客は食い逃げ常習犯なんだ」
「え」
俺は安心し事の顛末を喋った
すると彼の怒りは頂点に達した
「バカヤロウ!せっかくコロッケって名前なんだから、殺すの『殺』で殺ッケの方が良いだろうが!」
俺は自分のセンスの無さを恥じた
ホラー
公開:19/02/01 18:17
ここで全てを生み出しています。
最近のSSGのレベルの高さに驚愕しております。
https://twitter.com/fabian_westwood
https://note.com/fabian
ログインするとコメントを投稿できます