子供部屋にある願望 3

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いやはや、こいつはたまげた
オレ達のような存在が稀に見える奴がいるにはいるが、小さく頷くそのガキはオレの姿を見ても驚きゃしねぇ。オレなんてちびりそうになったってのに…
それに“また”ってのが引っかかる

「安心しろそれはオレの仕事じゃねぇ。」

「でも!キミも死神と同じでしょ」

「ほう。死神も見たのか」

「見てない…でも知ってる!もうすぐボクの誕生日だから…前のボク達が見てきたから…」

はは〜ん、こりゃまた珍しいもんに遭遇したもんだ。コイツ(願望)の尋常じゃないデカさも想いの強さもこれで合点がいく
このガキは『前世持ち』だ。
しかも、母親が死んじまう輪廻にハマっていやがる。産まれた日に連れて行かれちまうてオマケ付きとは不運なこった。
……。もうすぐ…ねぇ…

「おいガキ因みに誕生日はいつだ?」

「次の日曜日」

ほう。こいつはこいつは

「おいガキ!お前は運が良い」
ファンタジー
公開:19/01/26 23:22

ハチヤ

どーもこんにちは!

他の方の話を読むと、自分の言葉の引き出しは
小学生で止まっているのではないか?
と思いはじめました。ハチヤです。

思いついたままに吐き出しますので
更新率は不安定!

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