二択
2
4
「えー、この季節に生牡蠣ですかぁ。ノロウイルス、怖くないんですかー?」
奈緒美が強張った顔で言う。
「まあ、ノロに感染したらしたで、来週の合宿に行かなくて済むわけだし」
壮太が冗談だか本気だかわからない声で言う。
「あー来週の合宿ですかぁ。確かに、あれに行くんだったらノロになったほうがいいかもですねぇ」
「噂では、合宿から帰ってきた人は、人が変わったようになっているとか」
「わたしが聞いた話では、猫派の人が犬派になっていたそうですよ」
「なんの情報だよ、それ。でも、いろんな噂があるわりに、合宿自体の内容については、何も伝わってこないんだよな」
「強力な緘口令がしかれてるんですかねぇ」
「あー、そんなわけのわからない合宿、それも一週間も、行きたくねー」
「はいはい、で、生牡蠣は何人前なのかな?」
「はーい」
「うっす」
「じゃ、全員分で」
奈緒美が強張った顔で言う。
「まあ、ノロに感染したらしたで、来週の合宿に行かなくて済むわけだし」
壮太が冗談だか本気だかわからない声で言う。
「あー来週の合宿ですかぁ。確かに、あれに行くんだったらノロになったほうがいいかもですねぇ」
「噂では、合宿から帰ってきた人は、人が変わったようになっているとか」
「わたしが聞いた話では、猫派の人が犬派になっていたそうですよ」
「なんの情報だよ、それ。でも、いろんな噂があるわりに、合宿自体の内容については、何も伝わってこないんだよな」
「強力な緘口令がしかれてるんですかねぇ」
「あー、そんなわけのわからない合宿、それも一週間も、行きたくねー」
「はいはい、で、生牡蠣は何人前なのかな?」
「はーい」
「うっす」
「じゃ、全員分で」
その他
公開:19/01/27 20:10
更新:19/01/27 20:31
更新:19/01/27 20:31
スクー
合宿も視野に入れたノロウイルス
文章を書くのが大好きです。
ログインするとコメントを投稿できます