子供部屋にある願望 4(終)

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「丑の刻はオレ達の特別な時間だ。欲を満たし飯を喰らう。死神、奴らにとって週が始まる午前3時。つまり日曜3時に七曜分の仕事が決まる。そして今は日曜の2時半。土曜の通達はまだ…」

わかってねぇ顔しやがって

「つまり母ちゃんは死なねぇよオレがお前の輪廻ごと喰ってやる」

しかし、急がねぇとこの量の願望だ…
何世もの願望に向き合い深く深く息を吸う

すぅーー…

…あぁ脳がトロけそうなこの香り
喉が鳴りヨダレが湯水の如く溢れ出る

ゴク…頂きます

__


あれから何日か経った
正直あの時の事は覚えていねぇ願望は3時寸前に平らげたが、あまりの美味さに我を失っていた様だ。ガキの方は輪廻が断ち切られた事で前世の記憶もオレ達を見る目もなくなっちまった、オレとの出会いも出来事もいつか記憶の底へ眠るだろう

「さて」

あれだけ喰っても時間が経てば腹が減るものでオレは今日も子供部屋に居る。
ファンタジー
公開:19/01/27 19:42

ハチヤ

どーもこんにちは!

他の方の話を読むと、自分の言葉の引き出しは
小学生で止まっているのではないか?
と思いはじめました。ハチヤです。

思いついたままに吐き出しますので
更新率は不安定!

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