「あったかいしんじゅう」

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まるまるした二人が、貝を探していた。
「あったかい?」
「あったよ!」
「ハート型か!」
「これにするっ!」
貝を見つけた二人は、貝の中に入った。そして、海の底へと沈んでいった。
そう、ふたりは永遠の愛を誓い心中したのだ。

ごぼごぼした二人が、貝を探していた。
「ごぼっごぼごぼぼっ?」
「ごっぼぼ!」
「ごぼーごぼごぼぼ!」
「ごぼごぼぼごぼぼっ!」
貝を見つけた二人は、貝を手の中に入れた。そして、海の上へと浮かんでいった。
そう、二人はスキューバダイビングをしていたのだ。

「あったかい?」
船で二人を待っていたのは神父。
「ありました!」
「見て!」
海面から顔を出した二人が満面の笑みを浮かべている。
「ハート型です!」
「これ、あったかいの!」
「どれ……」と、神父が貝を手に取り言った。
「熱々の真珠が二粒入っとるな。神獣のご加護だ」

永遠の愛を誓った二人の指には真珠が、キラリ。
ファンタジー
公開:19/01/25 23:59
更新:19/01/26 00:04

壬生乃サル

自由きままに、気の向くままに。
サルも木から落ちる・る・る~。

壬生乃サル(MIBU NO SARU)
Twitter(@saru_of_32)

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