世界にひとつだけの花
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小学校で音楽の時間に習った世界にひとつだけの花を歌いながら家に帰っていた。すると空き地に鮮やかなオレンジ色の花が咲いているのが見えた。
「世界にひとつだけの花やん!」
私はそう確信した。そう思えるほど綺麗なオレンジ色だったし、何もないところにひとつだけ咲くなんて奇跡だと思った。
3日後、私は愕然とした。
世界にひとつだけの花がふたつになっている!
私は乱暴に新しく生えた方をちぎった。世界にひとつだけの花になりたかった。みんなと違うブルーの色の目や、金髪はクラス中の人にからかわれた。
1週間もすれば空き地は世界にひとつだけの花が無数に咲き乱れた。悔しくて悲しくて涙が溢れ、それが1つの花に伝わった。
「それはあなたが人間だからよ。もしあなたが私の目線に立ったなら茎の長さや花びらの大きさが全部違うことに気づくはずよ。それと同じ、私から見たらあなたの目や髪の色は少しも気にならないわ。」
「世界にひとつだけの花やん!」
私はそう確信した。そう思えるほど綺麗なオレンジ色だったし、何もないところにひとつだけ咲くなんて奇跡だと思った。
3日後、私は愕然とした。
世界にひとつだけの花がふたつになっている!
私は乱暴に新しく生えた方をちぎった。世界にひとつだけの花になりたかった。みんなと違うブルーの色の目や、金髪はクラス中の人にからかわれた。
1週間もすれば空き地は世界にひとつだけの花が無数に咲き乱れた。悔しくて悲しくて涙が溢れ、それが1つの花に伝わった。
「それはあなたが人間だからよ。もしあなたが私の目線に立ったなら茎の長さや花びらの大きさが全部違うことに気づくはずよ。それと同じ、私から見たらあなたの目や髪の色は少しも気にならないわ。」
ファンタジー
公開:19/01/24 22:53
更新:19/01/24 23:10
更新:19/01/24 23:10
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