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「すげーだろ!これ、アンモナイトっていう生物がすげー時間かけて石になったものなんだぜ!」
タケシ君が学校に化石を持ってきて自慢していた。あんなもののどこが凄いんだろう?
「なんだよケンジ、化石ってすげー高価なものなんだぜ!すっげー珍しいものなんだぜ!凄いだろう!」
全然。だってウチには化石いるもの。しかも物凄くピカピカしているよ。
「ならその化石見せてみろよ!」
いいよ。今日ウチに来なよ。

『ケンジぃ!帰ってきたらすぐにうがい手洗いじゃ!敷居は踏むな!靴は泥を落として揃えんか!』
「うげぇ…ケンジの所のカミナリジジイじゃん…俺、化石見たらすぐ帰るわ」
分かった。あれがウチの化石。僕のじいちゃんさ。
「バカにしてんのか?」
ううん。もう平成も終わる今、時代遅れの頭の固い、ぴかぴか光る(ハゲ頭)化石さ。
「確かに化石だけど…」
それにウチのじいちゃん、繊細(千歳)なんだ。
「確かに化石だな」
公開:19/01/21 18:27

魔法動物フィジカルパンダ

元・パンスト和尚。
7月9日、試しにペンネーム変更。気分転換を図る。

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