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炎上するビルの上を報道用のヘリコプターが旋回し、女性レポーターは空から実況中継をしている。

二度目の爆発音が閑静な東京に鳴り響く。

特殊部隊のSATのメンバーは、軍事用のヘリコプターのラダーを使い、屋上におりた。

メンバーは、防弾チョッキを着用し、H&K MP5短機関銃を構え、迅速に人質の元へと向かった。

般若の面や天狗の面をつけた犯行グループは、人質の腹や胸を足で蹴飛ばした。

犯行グループのリーダーは、首をかしげ、人質の額に銃口を当てた。

「命が惜しければ、神様が来ることを待ち望むんだな」

リーダーが、銃の引き金を引こうとした瞬間、SATが突入した。

犯行グループは、SATに対抗するために、自動機関銃を円を描くように乱射した。

人質達は床にふせる。

SATは犯行グループのメンバーを次々と退治した。一瞬の胸の高鳴りは次第に暗闇へと落ちていった。
その他
公開:19/01/20 21:02

神代博志( グスク )









 

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