西へ西へ（詩から詞へ）

街中どこへ行ってもひとりぼっち
スマホを手にうつむく人々
君の気持ちは今何色
話し掛けたくてもできはしない

ベンチに座り頭を掻きむしる人々
明日への不安と期待を胸に秘め
妥協する事って何
自問自答しても応えは見つからない

誰かにあわせて仕方なく生きている
本当の自分や生まれてきた理由を親に聞く
でももう両親はいない
応えは透明な風の中

考えているようで、実は深く突き詰めて考えていない
皆そんなもの
自分のことばかり

自分色を探して、電車に乗り、西へ西へと向かう男。歩く時間も入れたらもう何十時間経ったのか・・・。

「GO GO」と西木さんが英語で喋る声がずっと聞こえている。
西木さんの家は、東方向だった。