饒舌なルーズリーフ
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登校中、突如背中から女性の声がした。振り向いても誰もいない。
声の元を辿ると私の鞄の中のようだ。ルーズリーフが今まで書き記した事を読み上げはじめたのだ。
どこかで聞いた事のある声だと思ったら自分の声ではないか。
あっ。その先は片思いしている男の子へのポエムが書いてある。
ページを破るため慌てて鞄から抜きだそうとするが、頭が真っ白で手が思い通り動かない。
つるーんとノートが弧を描き誰かの頭に被さった。
「〇〇くん大好き大好き大好き大好き・・・」
ノートを片手に周囲へ響き渡る自分の声とマヌケなポエムと共に、彼は立っていた。
声の元を辿ると私の鞄の中のようだ。ルーズリーフが今まで書き記した事を読み上げはじめたのだ。
どこかで聞いた事のある声だと思ったら自分の声ではないか。
あっ。その先は片思いしている男の子へのポエムが書いてある。
ページを破るため慌てて鞄から抜きだそうとするが、頭が真っ白で手が思い通り動かない。
つるーんとノートが弧を描き誰かの頭に被さった。
「〇〇くん大好き大好き大好き大好き・・・」
ノートを片手に周囲へ響き渡る自分の声とマヌケなポエムと共に、彼は立っていた。
ファンタジー
公開:19/01/14 07:46
普段は四コマ漫画を描いたり、イラストを描いて遊んでいます。
ショートショートは中学生の時に筒井康隆先生に出会って衝撃を受けて、星新一先生、藤子F不二雄先生と手を伸ばして読み漁り自分なりに執筆をしていました。
よろしくお願いします❣️
ショートショートの漫画も執筆しています。
漫画ブログ
http://takahaya4.hatenablog.com
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