新事実
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『お父さん、起きて。大事な話があるの』
セキセイインコのピー助の鳴き声で母は目が覚めた。見やると、ソファにおっさんが座っていた。
「ピー助っておっさんだったの?!」
『そうだよ、実はおっさんだったんだ』
驚いて母はお父さんに声をかけた。
「お父さん、起きて。ピー助が大事な話があるって言ってるよ」
「言うわけないだろ」
「言ってるって、ほら、よく聞いてよ」
「ああ、そうだな、そう言ってるな」
お父さんも起きてピー助をみた。
「ピー助っておっさんだったんだな」
『そうだよ、僕おっさんだったんだ』
センター分けの髪をなで付けるピー助の隣に、おっさんがまた倒れていた。
「ピー助って双子だったの?」
『そうだよ。でも死んじゃったから僕が出てきたんだ』
「そうだったの、おっさんだったの。知らなかったよ」
母は納得して頷いた。
ーーーーー
「って言う夢を見たの」
母の見た夢に、私は爆笑を禁じ得なかった。
セキセイインコのピー助の鳴き声で母は目が覚めた。見やると、ソファにおっさんが座っていた。
「ピー助っておっさんだったの?!」
『そうだよ、実はおっさんだったんだ』
驚いて母はお父さんに声をかけた。
「お父さん、起きて。ピー助が大事な話があるって言ってるよ」
「言うわけないだろ」
「言ってるって、ほら、よく聞いてよ」
「ああ、そうだな、そう言ってるな」
お父さんも起きてピー助をみた。
「ピー助っておっさんだったんだな」
『そうだよ、僕おっさんだったんだ』
センター分けの髪をなで付けるピー助の隣に、おっさんがまた倒れていた。
「ピー助って双子だったの?」
『そうだよ。でも死んじゃったから僕が出てきたんだ』
「そうだったの、おっさんだったの。知らなかったよ」
母は納得して頷いた。
ーーーーー
「って言う夢を見たの」
母の見た夢に、私は爆笑を禁じ得なかった。
ファンタジー
公開:19/01/14 01:46
ノンフィクション
母の見た夢
本当ならなんか嫌だ
続きません
400文字の面白さに惹かれて始めました!
文字や詩のようなものを書くのが趣味です。
情緒不安定気味でアゲサゲ落差のひどい人間ですw
いろんな方々の作品を読んで、心を豊かにしていきたいです。
無料の電子書籍をつくりました。
『ショートショート作品集カプセルホテル【】SPACE』
a.co/1VIyjHz
『枇杷の独り言』
ショートショートコンテスト『家族』最優秀賞頂きました。
写真は全て自前でやっています(笑)
こちらで写真を紹介、ハガキにと販売しております!
https://minne.com/@sakoyama0705 - ハンドメイドマーケットminne(ミンネ)
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