No.46 49
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夜 露 死 苦。右上がりの荒れた文字。
ガード下の汚い壁に赤いスプレー文字で殴り書きがされている。
いつからこの街で暮らし出したか、もう覚えていない。
たいして、いいことも悪いこともないが、毎日時がなんとなく過ぎていく・・・。
無表情であてもなく、知らない街まで歩いてみた。
ふと公衆電話があるのに気づく。最近は、災害時のために公衆電話が復活してきたんだなと思いつつ、ノスタルジックになる。
公衆電話してる娘をジッと見ると、小学校の時の同級生だった。
必死に電話機の数字のボタンを連打している。
思わず背後に回り込み、目隠ししてみる。
その娘は驚く。
振り返った顔は、あの頃と同じ顔をしていた。
「4・6・4・9」ぼくのスマホにポケベルメールが入る。
「今、ポケベルに打ったから」
その娘はそう言ったまま黙り、ふたりは同じ歩調で手を繋ぎ、長い帰り道を寄り添い歩き出した。
ガード下の汚い壁に赤いスプレー文字で殴り書きがされている。
いつからこの街で暮らし出したか、もう覚えていない。
たいして、いいことも悪いこともないが、毎日時がなんとなく過ぎていく・・・。
無表情であてもなく、知らない街まで歩いてみた。
ふと公衆電話があるのに気づく。最近は、災害時のために公衆電話が復活してきたんだなと思いつつ、ノスタルジックになる。
公衆電話してる娘をジッと見ると、小学校の時の同級生だった。
必死に電話機の数字のボタンを連打している。
思わず背後に回り込み、目隠ししてみる。
その娘は驚く。
振り返った顔は、あの頃と同じ顔をしていた。
「4・6・4・9」ぼくのスマホにポケベルメールが入る。
「今、ポケベルに打ったから」
その娘はそう言ったまま黙り、ふたりは同じ歩調で手を繋ぎ、長い帰り道を寄り添い歩き出した。
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公開:19/01/15 22:35
更新:19/01/15 23:44
更新:19/01/15 23:44
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ちょっと奇妙な手法を好んで書いてます!
読みづらかったらすみません。
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