Sparkle Stardust Garden

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あかりもない。
鬱蒼と生い茂る木々の間をひたすら歩く。
言葉もなく、黙々と。
草をかき分けて歩く音だけがきこえてくる。

とつぜん、視界が広がった。
夜空が目にとびこんでくる。
ちらばって光る無数の星。

ポケットから携帯をとりだす。
言葉を入力し、ぽちっとボタンを押す。
かけらのように小さな星が、ポッと空に現れた。

夜空の中でひときわ輝くのは、銀河の中心。
この銀河のはじまりの星。
その星に寄り添うは、遊び心あふれる星。
3番目に明るいのは、白衣をたなびかせた青年をおもわせる、怜悧で温かい星。
「4番目に明るくとまではいかなくても、この銀河の末席を自称してもいいだろうか」

やさしくかがやく星々をみて、思いをはせていると、また新しい星がうまれた。
SF
公開:19/01/10 23:44
スクー 星屑になるパスポート

富田京子

400文字に収めることと、思いついたアイデアを形にするむずかしさに苦戦しております。
くすりと笑って頂けたら、幸いです。
よろしくお願いいたします。

画像をアップロードするのを失敗しまくりました_:(´ཀ`」 ∠):
いまだに、使いこなせておりません。
携帯を壊して、しばらくこれませんでした。
すみませんm(_ _)m

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