飛べないパイロット 2(終)
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過去を振り返りながら僕はレバーを強く握る。離陸前の機内アナウンスは既に終わっていた。
僕は1度も飛行機で空を飛んだことがなかった。
『最初に飛ぶときは僕が操縦する』と決めていたからだ。
目をつぶり、機体を発進させた。
ゆっくりと目を開け、前方を見る。
やった! 夢が叶った。
今にも踊りだしそうな体を抑えると、視界には上空からの景色が映った。
すると、今まで1度も味わったことのない感覚に襲われる。
息が苦しくなり頭も痛い。さらに吐き気も感じる。
これは一体……。
すぐに隣のパイロットに操縦を任せてしまった。
その後、体調不良になった原因がわかった。
今まで応援してくれたお母さんのことを考えると、涙が溢れ出す。
ごめんなさい、お母さん。僕は、空を飛べなかったみたいです。
僕は高所恐怖症だったのだ。
念願の夢は二度と叶うことはなかった。
僕は1度も飛行機で空を飛んだことがなかった。
『最初に飛ぶときは僕が操縦する』と決めていたからだ。
目をつぶり、機体を発進させた。
ゆっくりと目を開け、前方を見る。
やった! 夢が叶った。
今にも踊りだしそうな体を抑えると、視界には上空からの景色が映った。
すると、今まで1度も味わったことのない感覚に襲われる。
息が苦しくなり頭も痛い。さらに吐き気も感じる。
これは一体……。
すぐに隣のパイロットに操縦を任せてしまった。
その後、体調不良になった原因がわかった。
今まで応援してくれたお母さんのことを考えると、涙が溢れ出す。
ごめんなさい、お母さん。僕は、空を飛べなかったみたいです。
僕は高所恐怖症だったのだ。
念願の夢は二度と叶うことはなかった。
その他
公開:19/01/11 16:26
学生やってます。
やっぱり定期的に書かないと全然書かなくなりますね。
まあ気楽に書いていきます。
小説家志望です。よろしくお願いします。
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