亀ってる
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ガラスばりの店でトリミングされる亀がいる。
ガラスの向こうには人が不思議そうに見ていたり二度見する人がいたりと「?」を皆頭の上に掲げていた。
「見たいのはわかる。そして私をかわいいって人間は見るけど、私は恥ずかしくて仕方ないのよ」とぼやく亀だが人間に分かるわけもない。そもそも人間はかわいいとは思っておらず、「何故お前が?」が正解だと思う。
トリマーさんは亀の首から頭にかけてハサミ動かしている。何もカットはしていないようだが何やら楽しそうにハサミを動かしている。
「もう、貴女たちが髪を切ってる姿を見られるのと一緒なの!勘弁してほしいわね」と叫びをあげているが人間には“キューキュー”としか聞こえてない。
トリマーさんは首から頭にかけてドライヤーをかけている。とても気持ちの良さそうな顔を亀はもちろん、トリマーさんもしている。
夜。亀がいた床には黄金色に輝く1本の髪の毛(?)があった。
ガラスの向こうには人が不思議そうに見ていたり二度見する人がいたりと「?」を皆頭の上に掲げていた。
「見たいのはわかる。そして私をかわいいって人間は見るけど、私は恥ずかしくて仕方ないのよ」とぼやく亀だが人間に分かるわけもない。そもそも人間はかわいいとは思っておらず、「何故お前が?」が正解だと思う。
トリマーさんは亀の首から頭にかけてハサミ動かしている。何もカットはしていないようだが何やら楽しそうにハサミを動かしている。
「もう、貴女たちが髪を切ってる姿を見られるのと一緒なの!勘弁してほしいわね」と叫びをあげているが人間には“キューキュー”としか聞こえてない。
トリマーさんは首から頭にかけてドライヤーをかけている。とても気持ちの良さそうな顔を亀はもちろん、トリマーさんもしている。
夜。亀がいた床には黄金色に輝く1本の髪の毛(?)があった。
ファンタジー
公開:19/01/11 10:33
更新:19/01/11 12:54
更新:19/01/11 12:54
いつか絵本を1冊出せたら...
そう思いながら書いてます。
少しだけホッコリしていただければ嬉しいです。
でも、たまにブラックも書きますけど。
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