はなみちる
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花屋のみちるちゃんは、今日はなんだか機嫌が良い。
「いい事あったの?」
「別にい」
知らんぷりしたって、彼女はすぐ花に出る。またひとつ、ダリアがぱっと咲いた。
だがしかし、女心と秋の空。調子は日によってまちまちで、花がしょげて売り物にならない日もあったらしい。
「みちるちゃん。君の花屋で一番綺麗な花を買うには、いつ来たらいい」
「もちろん、私が最高の気分のときよ」
「それが分かれば苦労しないんだけど」
「じゃあ、あなたが私を楽しませてみたら?」
それから僕は躍起になってみちるちゃんを喜ばせた。時には100本のバラを抱えて。また時には、ブランドバッグのプレゼントを引っ提げて。
「最高!こんな素敵なモノに囲まれて…。」
彼女は喜び、花はまさに百花繚乱のごとく咲き乱れた。
「それで、どの花をお買い上げですの?」
「…目の前の、一番美しい花をください!」
「いい事あったの?」
「別にい」
知らんぷりしたって、彼女はすぐ花に出る。またひとつ、ダリアがぱっと咲いた。
だがしかし、女心と秋の空。調子は日によってまちまちで、花がしょげて売り物にならない日もあったらしい。
「みちるちゃん。君の花屋で一番綺麗な花を買うには、いつ来たらいい」
「もちろん、私が最高の気分のときよ」
「それが分かれば苦労しないんだけど」
「じゃあ、あなたが私を楽しませてみたら?」
それから僕は躍起になってみちるちゃんを喜ばせた。時には100本のバラを抱えて。また時には、ブランドバッグのプレゼントを引っ提げて。
「最高!こんな素敵なモノに囲まれて…。」
彼女は喜び、花はまさに百花繚乱のごとく咲き乱れた。
「それで、どの花をお買い上げですの?」
「…目の前の、一番美しい花をください!」
恋愛
公開:23/03/03 23:00
更新:23/03/03 22:44
更新:23/03/03 22:44
結婚し、幸せになりを潜めて3年。
再び書きたくて登場。
多分そのうちまた消える。
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