宮の鳥(オリジナル童謡)

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あした あしたに とぶとりの 
はねはましろい ゆきのいろ
さとやまこえて くもこえて
いまはみそらの みやのうち

ゆうべ ゆうべに なくとりの
はねはまよいの そらのあお
こいしこいしと よぶこえも
いまはとどかぬ みやのうち

ゆうなきどりは いまもよぶ
みそらのみやの ゆきのはね
とぶにとばれぬ たかぞらに
とどけとどけと とわになく


朝 あしたに 飛ぶ鳥の  
羽は真白い 雪の色
里山越えて 雲越えて  
今はみ空の 宮の中

夕べ 夕べに 啼く鳥の  
羽は真宵の 空の藍
恋し恋しと 呼ぶ声も  
今は届かぬ 宮の中

夕啼き鳥は 今も呼ぶ  
み空の宮の 雪の羽
飛ぶに飛ばれぬ 高空に  
届け届けと 永久に啼く
ファンタジー
公開:18/10/16 15:25
更新:18/10/16 17:58
好きな童謡の節で唄って下さい

創樹( 富山 )

創樹(もとき)と申します。
前職は花屋。現在は葬祭系の生花事業部に勤務の傍ら、物書き(もどき)をしております。
小石 創樹(こいわ もとき)名にて、AmazonでKindle書籍を出版中。ご興味をお持ちの方、よろしければ覗いてやって下さい。
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ベリーショートショートマガジン『ベリショーズ』
Light・Vol.6~Vol.12執筆参加
他、note/monogatary/小説家になろう など投稿サイトに出没。

【直近の受賞歴】
第一回小鳥書房文学賞入賞。2022年6月アンソロジー出版
愛媛新聞超ショートショートコンテスト2022 特別賞受賞

いつも本当にありがとうございます!

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