束の間の仲良し
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ボクはフク君の体操着。昨日フク君は運動会だった。全力でがんばった代わりにボクはドロドロになった。今朝、お母さんが洗濯してくれた。
物干し竿に干されて良い気分のボク。そのとき、何かがボクに当たった。なんだろう?見てみると桜の木から落ちてきた枯葉だった。枯葉は地面に落ちないように必死にボクにしがみついている。
「どうしたの?」
「地面に落ちると人間に踏まれて粉々になるから」
「そっか。なら、がんばってボクに掴まってるといいよ」
「(^^♪ありがとう」
「キミはどうして干されてるの?」
「ボクのご主人様が昨日運動会だったんだ」
「ふーん、運動会か。キミは活躍したの?」
「うん、大活躍だよ」
「へえ、見てみたかったな」
ぴゅーーー。
突風だ。ボクが激しく揺れる。
「あっ」
枯葉は掴まっていられなくなって、飛んで行ってしまった。
道路に落ちてしまっただろうか。どうか人間に踏まれませんように。
物干し竿に干されて良い気分のボク。そのとき、何かがボクに当たった。なんだろう?見てみると桜の木から落ちてきた枯葉だった。枯葉は地面に落ちないように必死にボクにしがみついている。
「どうしたの?」
「地面に落ちると人間に踏まれて粉々になるから」
「そっか。なら、がんばってボクに掴まってるといいよ」
「(^^♪ありがとう」
「キミはどうして干されてるの?」
「ボクのご主人様が昨日運動会だったんだ」
「ふーん、運動会か。キミは活躍したの?」
「うん、大活躍だよ」
「へえ、見てみたかったな」
ぴゅーーー。
突風だ。ボクが激しく揺れる。
「あっ」
枯葉は掴まっていられなくなって、飛んで行ってしまった。
道路に落ちてしまっただろうか。どうか人間に踏まれませんように。
ファンタジー
公開:18/10/12 07:57
文章を書くのが大好きです。
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