経理課の律子さん

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経理課の律子さんはマルヨシ特別手当の担当者。給与の2日前に対象者に声をかける。
この手当は従業員はもちろんだが、従業員の家族も対象だ。

律子さんは私に声をかけた。
「田中さんはいつも嫌な顔せずみんなの愚痴の聞き役に回ること多いでしょ。救われている人多いのよ」
今月のもう1人は運送部のトラック運転手の娘さんだった。
「山崎さん!いつも運転お疲れ様!トラックにあるお父さん安全運転頑張って!の絵の画伯に。あの絵は車を運転する人、全てに見てほしいわ」
律子さんは86歳。
亡き創業者の奥様だ。

マルヨシは「善」◯の略。
利益だけを追求して、利益を出せばいいと働く人、支える家族を蔑ろにしてはいけない。
「働く」は人が生きる為にしている。血の通ったところに目を向け評価せよ。常日頃、なぜ良くなったかと先を読め。先を読めば会社は潰れない。
マルヨシは創業者が管理職に課した命題であり、企業理念でもある。
その他
公開:18/10/11 15:45
更新:18/10/11 16:10
働きたい会社

さささ ゆゆ( 神奈川 )

最近生業が忙しく、庭の手入れが疎かな庭師の庭でございます。

「これはいかんっ!!」と突然来ては草刈りをガツガツとし、バンバン種を撒きます。

なので庭は、愉快も怖いも不思議もごちゃごちゃ。

でもね、よく読むと同じ花だってわかりますよ。


Twitter:さささ ゆゆ@sa3_yu2





 

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