泡のような毎日
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気づくと飲みかけのコーヒーカップの中から小さな泡が湧いている。驚いて周りを見渡すが店の中は閑散としており普段となにも変わらない。改めてカップの中を覗いてみるがやはりコポコポと泡が出ていた。
はてどうしたものか。これは飲んでも大丈夫なものか。もしかしたら洗剤が残っており猛毒。一口でも飲んでしまったら死んでしまうものかも知れない。いや、それはないだろう。だとしたらもうとっくに手遅れの筈だ。
しかし明らかに気体を発生させる何かがあるようにしか見えない。
タバコを吸って落ち着きたい。けれど万が一この気体が爆発物だった場合死んでしまう。流石にそれは早すぎるではないか。
コポコポ。ゴポゴポ、ゴポゴポ。
泡はどんどん酷くなっていく。よし、ここは見ないふりをしよう。読みかけの本を鞄にしまい、さっさと店を出ることにした。川辺の帰り道を歩く。
あぁだめだ。
水面には禍々しいなにかが沸き立っている。
はてどうしたものか。これは飲んでも大丈夫なものか。もしかしたら洗剤が残っており猛毒。一口でも飲んでしまったら死んでしまうものかも知れない。いや、それはないだろう。だとしたらもうとっくに手遅れの筈だ。
しかし明らかに気体を発生させる何かがあるようにしか見えない。
タバコを吸って落ち着きたい。けれど万が一この気体が爆発物だった場合死んでしまう。流石にそれは早すぎるではないか。
コポコポ。ゴポゴポ、ゴポゴポ。
泡はどんどん酷くなっていく。よし、ここは見ないふりをしよう。読みかけの本を鞄にしまい、さっさと店を出ることにした。川辺の帰り道を歩く。
あぁだめだ。
水面には禍々しいなにかが沸き立っている。
ホラー
公開:18/10/11 22:49
更新:18/10/11 22:59
更新:18/10/11 22:59
銀座といいます。
いつもはもう少し長めのものを書いています。
https://note.mu/ginzasur
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