怒る

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マリさんは泥棒だ。
だから、マリさんは普段から足音をたてない歩き方をする。そんなマリさんが怒鳴り声をあげた。
「そんなに私をこの家に縛り付けないで!」マリさんの目から涙が溢れて、頬をつたった。僕はその涙の跡を凍らせて、いつまでも冷凍庫にとっておきたいと思った。
初めて会った時、寂しがり屋だったのはマリさんだ。孤独を隠すことも出来なかったのはマリさんだ。
いつから僕がそうなった?
ファンタジー
公開:18/10/08 19:46

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