久しぶり

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私の元に孤独がやってきたのはすごく久しぶりだと思う。
あの日から私は、孤独でない1人の夜を過ごせたけど、今日からまた私は孤独の隣で足を震わせながら立っているしかなくなった。

随分孤独と並んで歩くことが久しぶりで、孤独の足並みを忘れていた。孤独というやつは私の腕を掴んでおきながら信じられないほど早く歩いたり、時には到底彼を引きずって歩くことなんてできないほど重く私の腕を引っ張っていたりする。孤独というやつに振り回されてるってことだろうね。

なんで誰かを信じるなんてバカなことをしたんだろう。大胆な賭けをして、大胆に負けてしまった。話にならないよ。私はひとりになっても孤独になってしまった。たくさんの人といればいるほど感じた孤独ってやつを、ひとりの今も感じてしまうようになった。心が半分無くなったみたい。どうやらこれは確信的だよ。左胸からカラカラと音がするものね。いつか半分が帰ってくるといいな。
その他
公開:18/10/08 22:37

sansan

憂鬱な人は気が合うかもしれません。私も基本憂鬱なので。ショートショートとかよく知りません。基本的に飲酒後に書いています、はは

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