カフェ・オ・レ

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旦那と私はもう半年間もこれといった会話がない。少し寂しかった。

いつものように朝の旦那のコーヒーを淹れる。いつも通り。
そんな時、部屋のTVからこんな会話が流れてきた。「コーヒーとミルクを丁度ぴったしの量で淹れると嬉しいことが~」なんだかすごく漠然としていたが、それを聴いた私は早速試そうとしていた。安直な自分に少し微笑んでしまう。

「これくらいかなぁ、」一昨日の朝はミルクの量を多めにしてしまった。その日はいつものように旦那との会話は特にはなかった。
「もう少しコーヒーの量を多くしてみよう。」次の日、丁度昨日はコーヒーの量を多めに淹れた。「ちょっと苦いなぁ、」旦那はそう優しい口調で言ってくれていた。でも私が欲しいのはそれではなくて、

今日。私は試しに適当にコーヒーを淹れてみた。その時丁度コーヒーとミルクの量ぴったしになっていた。「今日のコーヒーおいしいね。」旦那のその一言が嬉しかった。
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公開:18/10/04 23:49
更新:18/10/04 23:56

こはく(はっぱむし)( 岡山生まれ大阪育ち )


最近映画見に行ったり
本読んだりを楽しんでます。

特に世界観凝った作品、面白いなと思います。(´ω`)

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