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スマホのアラームが起床時刻を告げ、俺は小さく唸りながら体を起こした。
午前七時。いつもの時間だ。
ベッドから出つつ、両腕を上げて伸びをする。遮光のカーテンを開けると、朝の柔らかい日射しが、俺の脳を緩やかに覚醒させていった。
寝室を出て、やかんを火にかけながらトーストと目玉焼きを焼く。湯が沸いたらコーヒーを淹れて、栄養の偏ったお馴染みの朝食を摂る。
届いていた経済新聞に目を通し、諸々の出勤準備を整えてからスーツに着替え、時計を見た。
針は午前八時を少し回ったくらいを指している。
俺は戸締まりを確認すると、出勤用の布団へと潜り目を閉じた。
新人の頃はなかなか眠れなくて何度も遅刻しそうになったものだが、入社三年目にもなると慣れたもので、出勤までの時間もさほどかからなくなる。
部長クラスになるとまた眠りにくくなるらしく、出勤導入剤を使っている人もいるらしい。
夢の職場。この仕事に、俺は夢中だ。
午前七時。いつもの時間だ。
ベッドから出つつ、両腕を上げて伸びをする。遮光のカーテンを開けると、朝の柔らかい日射しが、俺の脳を緩やかに覚醒させていった。
寝室を出て、やかんを火にかけながらトーストと目玉焼きを焼く。湯が沸いたらコーヒーを淹れて、栄養の偏ったお馴染みの朝食を摂る。
届いていた経済新聞に目を通し、諸々の出勤準備を整えてからスーツに着替え、時計を見た。
針は午前八時を少し回ったくらいを指している。
俺は戸締まりを確認すると、出勤用の布団へと潜り目を閉じた。
新人の頃はなかなか眠れなくて何度も遅刻しそうになったものだが、入社三年目にもなると慣れたもので、出勤までの時間もさほどかからなくなる。
部長クラスになるとまた眠りにくくなるらしく、出勤導入剤を使っている人もいるらしい。
夢の職場。この仕事に、俺は夢中だ。
その他
公開:18/10/03 22:54
更新:18/10/11 23:57
更新:18/10/11 23:57
高野ユタというものでもあります。
幻想あたたか系、シュール系を書くのが好きです。
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