伝説の毛布
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「アフリカに毛布を送ります。寄付をお願いします」
ある日、郵便受けにチラシが入っていた。
そういえば、以前、バイト仲間だった男性から誕生日祝いにもらった毛布があるなぁ。高級ブランドのものらしい。
「これにくるまれて眠るあなたを見たい」メッセージカードにそう書いてあった。
速攻でバイトを辞めて、引っ越しをして。
どうしたっけ?あの毛布。
押入れを探してみたら、なんと、しっかりあった。高級ブランドというのがひっかかって、捨てられなかったのだ。
私はその毛布を寄付することにした。
高級ブランドの毛布はアフリカに送られ、10歳を頭に5人子供がいる家にもらわれていった。
長男はその毛布がいたく気に入って、将来自分も毛布を作る人になりたいと思った。
それから必死に勉強し、国のトップクラスになり、国費でフランスに留学した。
彼は新進気鋭のデザイナーになった。デザインした毛布が、間もなく販売される。
ある日、郵便受けにチラシが入っていた。
そういえば、以前、バイト仲間だった男性から誕生日祝いにもらった毛布があるなぁ。高級ブランドのものらしい。
「これにくるまれて眠るあなたを見たい」メッセージカードにそう書いてあった。
速攻でバイトを辞めて、引っ越しをして。
どうしたっけ?あの毛布。
押入れを探してみたら、なんと、しっかりあった。高級ブランドというのがひっかかって、捨てられなかったのだ。
私はその毛布を寄付することにした。
高級ブランドの毛布はアフリカに送られ、10歳を頭に5人子供がいる家にもらわれていった。
長男はその毛布がいたく気に入って、将来自分も毛布を作る人になりたいと思った。
それから必死に勉強し、国のトップクラスになり、国費でフランスに留学した。
彼は新進気鋭のデザイナーになった。デザインした毛布が、間もなく販売される。
その他
公開:18/09/30 20:32
文章を書くのが大好きです。
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