ラベンダーの冤罪

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ここは花星。
地球と何ら変わらない。
でも違うことがたった1つ。
人々の顔にご注目。
目、花、口。
鼻じゃなくて花。
それも人それぞれ、バラバラ。
バラの人もいれば、タンポポの人もいる。
チューリップの人だって。
チューでリップだけど、位置は口じゃなく鼻のところ。

警察官はヒマワリが多い傾向。
ひまわりおまわりみまわり、だからかな。
僕は警察官だけど、珍しいスイセン。
でも高校も大学も、推薦ではなく受験して入った。
日々職務に邁進中だ。

今日は取り調べをしている。
目の前の容疑者は、先程からずっと冤罪だ、と訴えてくる。
したことは悪いが、彼から漂ってくる香りは、すごく良い。

本当なんだ、信じてくれよ。
彼の目から涙がこぼれ、うっすら紫色を帯びた雫が床に落ちた。
残念だけど送検だ。
好きな弁護士に頼めばいい、と僕は言った。
彼は目を輝かせる。
「あ、選ベンダー?」
SF
公開:18/09/29 19:53
更新:18/09/29 21:28
スクー ラベンダーの冤罪

会沢昇太郎

ショートショートをロングロング愛しています。女性の髪はショートかセミロングが好きです。

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