鹿目の眼鏡

20
14

動物の眼鏡屋さん、という新しい店に一人の男がやって来た。
「いらっしゃいませ! そして、おめでとうございます! 貴方がご来店第一号のお客様でございます!」
くす玉を割り、クラッカーを鳴らし、指笛を吹く。全て店長が一人でこなす。とんでもない歓迎っぷりである。
「貴方には当店イチオシの眼鏡をプレゼント致します! この眼鏡をかけて当店の宣伝をしていただければ幸いです」
そう言って男に一つの眼鏡を手渡した。
「これ、は?」
「そちら『鹿目の眼鏡』でございます。さ、おかけになって下さい。きっとお似合いですよ」
その眼鏡はレンズの部分が動物の目になっていた。男は戸惑いながらも、その眼鏡をかける。
「これ、何も見えないんですけど?」
レンズではなく動物の目なのだから見えるわけがないだろ、と男の顔は憮然としている。
「これはこれは見事な……」そんな男を見て店長が言った。
「しかめっ面でいらっしゃいますね」
その他
公開:18/09/22 23:46

壬生乃サル

漫画、ダジャレ、オノマトペが好き。
浮きも、憂きも、ウキウキだ!(サルだけに)

2019年目標
・SSG(2019年分)全部読む!
 ※すでにたまってます…
・500まで(180本)ノック!
 54/180 (3月23日時点)
・そるとばたあ宿題
 アルバム作り(壬生ver.)
 『壬生モンキーパーク』
 01.クロック・マーチ
 02.
 03.
 04.
 05.
 06.
 07.
 08.
 09.
 10.
 11.
 12.
 13.

2018年(5/13~12/31)
・壬生の(320本)ノック!完走。

壬生乃サル (みぶ の さる)
https://twitter.com/saru_of_32

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容