providing a meal
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「いやーっ」
列の前から、悲鳴が聞こえる。
周囲にはタンパク質の焼けたにおいが漂っている。
前方をそっと覗き込んでみる。
そこには、大量の動物の腸が捻れたり切れたりして並んでいる。
ところどころ火で焼かれた跡があるため、これがにおいの発生源なのだろう。
列は少しずつ、しかし確実に前に進む。
もうすぐそこだ。
みんな次々と進んでいく。
僕の番だ。
そっと……身を乗り出す。
こいつが、一番、大きくて、うまそうだ。
頭に声が、響く。
みんな席についた。
給食の献立は、動物の腸の肉詰め。つまりはソーセージ。一番大きくて、うまそうなのを選んだ。
それからご飯、野菜スープ、海藻サラダなどなど。
最初に聞こえた悲鳴は、海藻サラダが苦手なあの子の声だったみたい。
ではみんなで。
「いただきまーす!」
列の前から、悲鳴が聞こえる。
周囲にはタンパク質の焼けたにおいが漂っている。
前方をそっと覗き込んでみる。
そこには、大量の動物の腸が捻れたり切れたりして並んでいる。
ところどころ火で焼かれた跡があるため、これがにおいの発生源なのだろう。
列は少しずつ、しかし確実に前に進む。
もうすぐそこだ。
みんな次々と進んでいく。
僕の番だ。
そっと……身を乗り出す。
こいつが、一番、大きくて、うまそうだ。
頭に声が、響く。
みんな席についた。
給食の献立は、動物の腸の肉詰め。つまりはソーセージ。一番大きくて、うまそうなのを選んだ。
それからご飯、野菜スープ、海藻サラダなどなど。
最初に聞こえた悲鳴は、海藻サラダが苦手なあの子の声だったみたい。
ではみんなで。
「いただきまーす!」
その他
公開:18/09/22 23:39
給食
たくさん物語が作れるよう、精進します。
よろしくお願いします!
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