どら焼き

どーらごん
どーらごん
おーくちが大きね
そーよ
ほのおをはーくためよー

どーらごん
どーらごん
かーすてらが好きなのね
そーよ
焼きたてがすーきなのよー

という、民謡がある伝説の村があったという。
ドラゴンが来てカステラを焼いてくれる。
とても素敵な村だそうだ

是非行ってみたいと調べてみたが見つけられない
諦めて日課のカステラを作りをしたが、
考え事をしながら炎を吐いたせいで焼き目が付き過ぎて茶色になってしまった。

少し苦味を感じるので真ん中にあんこを挟んで誤魔化してみたら思いのほか美味しい。

近くにいた少女に渡したら思いのほか好評だった。

災い転じて福となすとはこういうことを言うのだろう。

少女に土産を持たせて帰らせたら村でも好評だったそうだ。

なんでも、どら焼きという名前を付けたらしい。
まったくドラゴンが焼いたからって安直な名前を付ける奴らだなぁ。