夢を追っていた二人(αとβ)を見てた、夢の起案者であった"あたし"

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「二人ともとても売れなさそうに。窮屈な場所で、退屈ね。」

α誰かが私の歌を聴いてくれるんじゃないか。ずっと歌うことは好きだったからそう信じてしまう。私よりすごい人にいきなり声を掛けられるとか。通りすがりのおばさんからだったが、人の曲を歌っているあなたに振り向いてくれる人はいないと言われた。憧れていたバンドマンが作った曲を、まるで自分が作ったかのように歌って、妄想してしまう。

β目の前を素通りしていく人は急ぎ足のふりをして、煌めく高層ビルとは対照的に、路上で歌う彼女の熱はもう消えかかっていた。色々あって地元で活動している元モデルのうちにはそう見えた。思ったことは、「うちも彼女が作った曲を聴きたい」と思った。あれから二か月、もう彼女の姿はないが、彼女にはあれから何かあったのかな?そこだけはすごく気になる。だってうちは今もこうやって、、、







「二人の夢が、今日で終わるのね。」
青春
公開:18/09/21 04:33
更新:18/10/09 21:03

こはく(はっぱむし)( 岡山生まれ大阪育ち )


最近映画見に行ったり
本読んだりを楽しんでます。

特に世界観凝った作品、面白いなと思います。(´ω`)

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