生きている間は生きていたい
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僕は逃げてきた。今は運良く村を見つけて畑仕事に勤しんでいる。畑は良い。植物が成長する過程を見ていると、生きていると強く感じられる。
「だから!うちにはそんなやつ居ません!」
遠くで揉める声がする。
「確かな筋からの情報だ。」
大柄な男は村人を突き倒すと、大声で叫んだ。
「ここに居るのは分かっている!さっさと出て来い!」
僕のことだ。隠れなきゃ。
小屋の裏に隠れようとすると、男は畑を踏み荒らしはじめた。
「あいつが作った作物なんて食えるかよ!」
昨日やっと花が咲いたとこだ。花が枯れたら実がなる。
僕は無我夢中で走りだし、男を突き飛ばした。
「これ以上畑を荒らすことは許さない!」
男は僕の顔を見るとニヤリと笑い、立ち上がった。
「そうか。そんなに死にたいのか。いや、元々生きてないか。ロボットくん。」
振りかぶられた拳を避けながら、僕は叫ぶ。
「僕は生きているんだ!」
「だから!うちにはそんなやつ居ません!」
遠くで揉める声がする。
「確かな筋からの情報だ。」
大柄な男は村人を突き倒すと、大声で叫んだ。
「ここに居るのは分かっている!さっさと出て来い!」
僕のことだ。隠れなきゃ。
小屋の裏に隠れようとすると、男は畑を踏み荒らしはじめた。
「あいつが作った作物なんて食えるかよ!」
昨日やっと花が咲いたとこだ。花が枯れたら実がなる。
僕は無我夢中で走りだし、男を突き飛ばした。
「これ以上畑を荒らすことは許さない!」
男は僕の顔を見るとニヤリと笑い、立ち上がった。
「そうか。そんなに死にたいのか。いや、元々生きてないか。ロボットくん。」
振りかぶられた拳を避けながら、僕は叫ぶ。
「僕は生きているんだ!」
SF
公開:18/09/21 02:54
更新:18/09/21 02:56
更新:18/09/21 02:56
社会人になってから小説のアイデアが湧かなくなったので、リハビリがてらショートショートを書いていこうと思います。
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