ベタ好きな彼女
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僕の彼女はベタが好き。
彼女の選ぶ映画は、ベタな展開が多い。最大のライバルが最後には仲間になるとか、一人になった奴が最初の被害者だとか、再会した幼馴染みと付き合うだとか。
そんなベタを僕にも要求してくる。
ある日の待ち合わせでは「待った?」という問いに対して、「待ってないよ」と答えなくて怒られた。
遊園地に着いてからも、お化け屋敷で怖くて腕にしがみつくとか、ジェットコースターでは両手を挙げて叫ぶとか、コーヒーカップで思いっきり回したり。とにかくベタだ。
そして、彼女は頬を赤らめて言う。
「遊園地の最後と言えば観覧車だよね。」
ベタ好きな彼女だが、そのための行動で恥ずかしがる姿がとても可愛い。
観覧車の頂上付近まで来ると、彼女は隣に移動してくる。
「観覧車と言えば、頂上付近で故障しちゃう展開がベタだよね?」
たまにある想像するベタ違い。
「違うでしょ。」
僕は彼女の肩を抱き寄せてキスをした。
彼女の選ぶ映画は、ベタな展開が多い。最大のライバルが最後には仲間になるとか、一人になった奴が最初の被害者だとか、再会した幼馴染みと付き合うだとか。
そんなベタを僕にも要求してくる。
ある日の待ち合わせでは「待った?」という問いに対して、「待ってないよ」と答えなくて怒られた。
遊園地に着いてからも、お化け屋敷で怖くて腕にしがみつくとか、ジェットコースターでは両手を挙げて叫ぶとか、コーヒーカップで思いっきり回したり。とにかくベタだ。
そして、彼女は頬を赤らめて言う。
「遊園地の最後と言えば観覧車だよね。」
ベタ好きな彼女だが、そのための行動で恥ずかしがる姿がとても可愛い。
観覧車の頂上付近まで来ると、彼女は隣に移動してくる。
「観覧車と言えば、頂上付近で故障しちゃう展開がベタだよね?」
たまにある想像するベタ違い。
「違うでしょ。」
僕は彼女の肩を抱き寄せてキスをした。
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公開:18/09/17 03:34
社会人になってから小説のアイデアが湧かなくなったので、リハビリがてらショートショートを書いていこうと思います。
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