英語禁止ゲーム
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昼休みの雑談は、一日の楽しみの一つだ。雑談相手は話が上手い。今日もあいつから始まる。
「英語禁止ゲームしよう。」
拒否する理由もなく同意する。
「和製英語も無しな。」
簡単なルールだけ決めてスタートする。
「今日は天気良いけど、自転車で来た?」
「そうだけど、お前もか?帰りに行きたい所があるんだけど。」
「どこ?」
俺は店名を言おうとして、慌てて口を閉じた。店名が英語だ。
「前園町に出来た本屋。買いたい漫画があってさ。」
本当はゲームが目当てだが、日本語訳が見付からなかった。
「そうか。俺も買いたい物があったんだが、財布忘れちゃってな。一旦取りに帰ってからで良いか?」
「良いよ。どうせお前んち、通り道だし。」
なんだか違和感を感じる。英語禁止ゲームと言えば、相手に英単語を使わせようとするものだ。
「意外と、英語を使わなくても会話できるだろ?」
確かにな。
「英語禁止ゲームしよう。」
拒否する理由もなく同意する。
「和製英語も無しな。」
簡単なルールだけ決めてスタートする。
「今日は天気良いけど、自転車で来た?」
「そうだけど、お前もか?帰りに行きたい所があるんだけど。」
「どこ?」
俺は店名を言おうとして、慌てて口を閉じた。店名が英語だ。
「前園町に出来た本屋。買いたい漫画があってさ。」
本当はゲームが目当てだが、日本語訳が見付からなかった。
「そうか。俺も買いたい物があったんだが、財布忘れちゃってな。一旦取りに帰ってからで良いか?」
「良いよ。どうせお前んち、通り道だし。」
なんだか違和感を感じる。英語禁止ゲームと言えば、相手に英単語を使わせようとするものだ。
「意外と、英語を使わなくても会話できるだろ?」
確かにな。
その他
公開:18/09/17 03:14
社会人になってから小説のアイデアが湧かなくなったので、リハビリがてらショートショートを書いていこうと思います。
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