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ある日、普段から愛用しているシャープペンシルが、急にひとりでに動き出した。
仕方がないので、そのペンは自由にさせておいて、他のシャープペンシルを使うことにした。
数日が経って、気づいたことがある。
このシャープペンシルは人の言葉を理解しているようだ。
僕が話す言葉に反応して、紙の上に返事を書いたり、ぴょんぴょん跳ね回ったりした。
不思議なことがあるもんだな、と思った。
便宜上、ここからシャープペンシルのことを“彼”と呼ぶことにする。
しばらくすると彼の趣向が分かってきた。
好きな季節は秋。僕と同じ。
好きな芯の濃さはB。これも僕と同じ。
その他にも様々なことを訊いたが、全て僕と同じだった。
なんとなく分かった。
彼はきっと、主人である僕の思考がそのままうつっているのだ。
つまり彼が話せる範囲が、僕の知識の量と同じってことだ。
うむ……
「もっと色々勉強しないとなあ……」
仕方がないので、そのペンは自由にさせておいて、他のシャープペンシルを使うことにした。
数日が経って、気づいたことがある。
このシャープペンシルは人の言葉を理解しているようだ。
僕が話す言葉に反応して、紙の上に返事を書いたり、ぴょんぴょん跳ね回ったりした。
不思議なことがあるもんだな、と思った。
便宜上、ここからシャープペンシルのことを“彼”と呼ぶことにする。
しばらくすると彼の趣向が分かってきた。
好きな季節は秋。僕と同じ。
好きな芯の濃さはB。これも僕と同じ。
その他にも様々なことを訊いたが、全て僕と同じだった。
なんとなく分かった。
彼はきっと、主人である僕の思考がそのままうつっているのだ。
つまり彼が話せる範囲が、僕の知識の量と同じってことだ。
うむ……
「もっと色々勉強しないとなあ……」
その他
公開:18/09/15 21:09
更新:18/09/21 00:36
更新:18/09/21 00:36
シャープペンシル
たくさん物語が作れるよう、精進します。
よろしくお願いします!
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