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雨がシトシト降ってきた。大きな窓から見る雨は悲しくなってくる。いつになったら家に帰れるのかなぁとカコは病室から思った。
「ねぇおばあちゃん。カコね最近ここがチクチクするの」
と自分の胸を差して言った。
おばあちゃんは一瞬驚いた顔をしたが「ここがチクチクするのね」
と優しく微笑んだ。
「どんな時にチクチクするの?」
「うんとパパやママの事考えるとチクチクする」
「そっか、パパやママのことを考えるとチクチクするんだぁ」
「うん」力なくうなずくカコ。
「カコちゃん、パパとママ大好きだから会えなくて寂しい気持ちがチクチクさせちゃうのかな。おばあちゃんいい方法知ってる。教えてあげるね」
「うん」笑顔が戻るカコ。
「ここに手を当てて『寂しい気持ちさん、こんにちは』って言うの。するとチクチクと一緒にバイバイしてくれるんだよ」
「寂しい気持ちさん、こんにちは」カコは大きな声で明るく言った。
「ねぇおばあちゃん。カコね最近ここがチクチクするの」
と自分の胸を差して言った。
おばあちゃんは一瞬驚いた顔をしたが「ここがチクチクするのね」
と優しく微笑んだ。
「どんな時にチクチクするの?」
「うんとパパやママの事考えるとチクチクする」
「そっか、パパやママのことを考えるとチクチクするんだぁ」
「うん」力なくうなずくカコ。
「カコちゃん、パパとママ大好きだから会えなくて寂しい気持ちがチクチクさせちゃうのかな。おばあちゃんいい方法知ってる。教えてあげるね」
「うん」笑顔が戻るカコ。
「ここに手を当てて『寂しい気持ちさん、こんにちは』って言うの。するとチクチクと一緒にバイバイしてくれるんだよ」
「寂しい気持ちさん、こんにちは」カコは大きな声で明るく言った。
その他
公開:18/09/15 10:31
いつか絵本を1冊出せたら...
そう思いながら書いてます。
少しだけホッコリしていただければ嬉しいです。
でも、たまにブラックも書きますけど。
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