白昼夢
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PM4:26 光差す団地の階段を上がっている。生活の気配はない。3階から上がりしもまた3階。下階から得体の知れない何かが上がってくる気配。大動脈が狭まる感覚を覚える。急ぎ眼前の白塗りの鉄製の扉を開ける。
PM4:35 四方一面の躑躅と高い青空。足を進めるも足元は砂浜。躑躅が切れると小波行き交う海辺。振り返るも扉は既に消失。波と風と呼吸音。変わらず呼吸が苦しい。
PM4:47 右大腿部に肉厚な蛾が出現。大腿骨内部への扉を解錠し蠢きながら地へ落下した。同時に躑躅は全て枯れ果てた。
PM4:50 右大腿骨内部の螺旋階段を降る。辺りは暗く手摺の冷たい金属の感触を頼りに進む。所々小窓があり朧げな人影が見える。誰なのかは分からない。呼吸はいくらか落ちついていた。
PM4:55 朽ち果てた演劇場へ着く。小窓から差す白い陽が灰塵を照らす。水没したエレベーターが一基。肉厚な蛾の死骸が幸福と眠る。
PM4:35 四方一面の躑躅と高い青空。足を進めるも足元は砂浜。躑躅が切れると小波行き交う海辺。振り返るも扉は既に消失。波と風と呼吸音。変わらず呼吸が苦しい。
PM4:47 右大腿部に肉厚な蛾が出現。大腿骨内部への扉を解錠し蠢きながら地へ落下した。同時に躑躅は全て枯れ果てた。
PM4:50 右大腿骨内部の螺旋階段を降る。辺りは暗く手摺の冷たい金属の感触を頼りに進む。所々小窓があり朧げな人影が見える。誰なのかは分からない。呼吸はいくらか落ちついていた。
PM4:55 朽ち果てた演劇場へ着く。小窓から差す白い陽が灰塵を照らす。水没したエレベーターが一基。肉厚な蛾の死骸が幸福と眠る。
その他
公開:18/09/13 22:17
更新:18/09/13 22:27
更新:18/09/13 22:27
気まぐれ更新
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