NGZ48での春菊の立ち位置
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「ふっ。あれだけ猛暑猛暑って騒いでいたくせに、ちょろいもんね、人間って」土鍋が蓋をカタカタさせながら嗤う。
「まったくですよね、ちょっと涼しくなったらもう我々に色目を使いだしますもんね」強気の発言は白菜だ。
そんな中、微妙な面持ちなのが春菊。彼女は、自分のことをあまり好きではない人間がいることを知っている。「今年も、神7に入れるかどうかドキドキしながら過ごさなきゃならないのかしら」
鍋具材総選挙が間もなく行われる。去年は15票差で8位だった。
「春ちゃんらしさを出せば大丈夫だよ」椎茸が慰める。
「私らしさって、何?第一、私を鍋に入れるタイミングでさえ人によって違うのに。私ほど鍋奉行の采配に左右される具材はいないわ」ありきたりの慰めに、却って春菊のテンションが下がる。
「春菊さんは癖があるからな」「おいおい、そこがいいんじゃないか、ねえ春ちゃん」「やっぱり私なんて」。。。
鍋の季節である。
「まったくですよね、ちょっと涼しくなったらもう我々に色目を使いだしますもんね」強気の発言は白菜だ。
そんな中、微妙な面持ちなのが春菊。彼女は、自分のことをあまり好きではない人間がいることを知っている。「今年も、神7に入れるかどうかドキドキしながら過ごさなきゃならないのかしら」
鍋具材総選挙が間もなく行われる。去年は15票差で8位だった。
「春ちゃんらしさを出せば大丈夫だよ」椎茸が慰める。
「私らしさって、何?第一、私を鍋に入れるタイミングでさえ人によって違うのに。私ほど鍋奉行の采配に左右される具材はいないわ」ありきたりの慰めに、却って春菊のテンションが下がる。
「春菊さんは癖があるからな」「おいおい、そこがいいんじゃないか、ねえ春ちゃん」「やっぱり私なんて」。。。
鍋の季節である。
公開:18/09/11 22:31
文章を書くのが大好きです。
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