二人の卑弥呼

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扉に『卑弥呼ミコミコ後援会』と書かれたプレートが掲げられている事務所。アイドル・卑弥呼の活動を支援する団体である。
ここへ鏡で映したかのようにソックリな二人の卑弥呼がやって来ていた。
「「私をアイドルの女王にして下さるって話は本当なの?」」
全く同じ台詞を発する二人。
「会長! どちらかがニセモノですよ!」
副会長は警戒心を剥き出しにしている。
「「ニセモノだなんて、酷いわ」」
涙を拭う仕草をする二人に対し、会長の口元には笑みがこぼれている。
「君たち、卑弥呼と後援会の間の言葉を言ってみなさい」
これを聞いた二人が違う言葉を発した。
「ミコミコ」
「ニコニコ」
その瞬間、副会長が前者の首根っこを掴む。
「ニセモノはお前だな!」
「な、何故?」
会長が探偵気取りでにこやかに説明した。
「プレートだよ。いたずら書きした不届き者がおってな。ここの正式名称は『卑弥呼ニコニコ後援会』なのだよ、君ぃ」
ミステリー・推理
公開:18/09/12 23:50
後援会がある卑弥呼 スクー

壬生乃サル

自由きままに、気の向くままに。
サルも木から落ちる・る・る~。

壬生乃サル(MIBU NO SARU)
Twitter(@saru_of_32)

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