イドノソコ
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私の裏庭には古い井戸がある。
以前から真っ暗な底の先に何があるか気になっていた。
「小石を投げよう」
ある日井戸に小石を落とすと5秒後にぽちゃんと音がする。
「水があるのかな?」
興味を持った私は井戸に小石を落としては底の反応を観察した。
数日後いつものように小石を落とすと、水の音が早く聞こえた。
「3秒後」
またある日、投げてみると2秒後に音がする。小石しか投げてないのに、どんどん水嵩が増していく。
「1秒後」
手が届く水位になった。不安になり、おばあちゃんに話したら
「鬼が迎いに来たんじゃ。井戸の真ん前で正座して謝るしかないじぇ」
おばあちゃんを信じて、井戸の前で謝ってたら、突然背後から襲われ井戸の中に放り込まれた。
上を見上げるとおばあちゃんとクラスの先生が笑っている。
ああ皆ここで死んだんだな。足元に柔らかい感触を感じ、私は井戸の底へと引きずり込まれた。
以前から真っ暗な底の先に何があるか気になっていた。
「小石を投げよう」
ある日井戸に小石を落とすと5秒後にぽちゃんと音がする。
「水があるのかな?」
興味を持った私は井戸に小石を落としては底の反応を観察した。
数日後いつものように小石を落とすと、水の音が早く聞こえた。
「3秒後」
またある日、投げてみると2秒後に音がする。小石しか投げてないのに、どんどん水嵩が増していく。
「1秒後」
手が届く水位になった。不安になり、おばあちゃんに話したら
「鬼が迎いに来たんじゃ。井戸の真ん前で正座して謝るしかないじぇ」
おばあちゃんを信じて、井戸の前で謝ってたら、突然背後から襲われ井戸の中に放り込まれた。
上を見上げるとおばあちゃんとクラスの先生が笑っている。
ああ皆ここで死んだんだな。足元に柔らかい感触を感じ、私は井戸の底へと引きずり込まれた。
ホラー
公開:18/09/12 23:07
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