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体育祭当日。教室に入ると、いつものように男子達が騒いでいた。
「おはよー」「おーす」
通りすぎようとして、ふと檜山君の赤い靴下が目に止まった。今年は紅組だからか。
「靴下、赤なんだね?」
少しおどけて声をかけると、檜山君が驚いた顔をした。
「ホントだ!家を出る時は白だったのに!そうか、わかった。俺の情熱で赤くなったんだな」
いつもの冗談に私が大笑いすると、隣の竹芝君が「森田さん、今のシラける所だよ?」とツッコミを入れた。
「本当だって。最近の靴下は気持ちで色が変化するんだよ」
「じゃあ俺は?」
「竹芝は黒だから腹黒い」
「おい!じゃ、梅原は?」
「青だからクール?」
「松井は?」
「黄色だから臭い!」
「わはは。じゃあ森田さんは?」
爆笑していた私は急に名前を呼ばれて息を止めた。
「森田さんはピンクだから…」
檜山君に見つめられてドキドキと心臓が高鳴る。
「エロいこと考えてる」
「違う!」
「おはよー」「おーす」
通りすぎようとして、ふと檜山君の赤い靴下が目に止まった。今年は紅組だからか。
「靴下、赤なんだね?」
少しおどけて声をかけると、檜山君が驚いた顔をした。
「ホントだ!家を出る時は白だったのに!そうか、わかった。俺の情熱で赤くなったんだな」
いつもの冗談に私が大笑いすると、隣の竹芝君が「森田さん、今のシラける所だよ?」とツッコミを入れた。
「本当だって。最近の靴下は気持ちで色が変化するんだよ」
「じゃあ俺は?」
「竹芝は黒だから腹黒い」
「おい!じゃ、梅原は?」
「青だからクール?」
「松井は?」
「黄色だから臭い!」
「わはは。じゃあ森田さんは?」
爆笑していた私は急に名前を呼ばれて息を止めた。
「森田さんはピンクだから…」
檜山君に見つめられてドキドキと心臓が高鳴る。
「エロいこと考えてる」
「違う!」
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公開:18/09/12 19:20
更新:18/09/12 19:25
更新:18/09/12 19:25
むう
そっくす
月の音色リスナーです。
ようやく300作に到達しました。ここまで続けられたのは、田丸先生と、大原さやかさんと、ここで出会えた皆さんのおかげです。月の文学館は通算24回採用。これからも楽しいお話を作っていきます。皆さんよろしくお願いします。
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