オーユ ヌードルズ ラブ
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運命の3分間。
彼女はカップ麺を持ち、天井を見ていた。フーフーして、天井に具が飛んだとか。僕は脚立を使い、具をとった。謎肉。渡すと彼女は笑った。
それが僕らの出会い。
ある夜、お湯が足りず、中途半端な作り方で彼女を傷つけた。
雨の街角。のびた麺のような髪の彼女が海老のように縮こまっていた。
一緒に帰宅し、お湯を沸かそうとするがガスがつかない。
『時間はかかるけど水でもいいよ』
水を注ぐ。
『時間短縮』
カップを手で包む彼女。その手に手を重ねる。
出来上がるまで、僕らはたくさんの話をした。
永遠のような待ち時間。
『食べれるかも』
「割り箸ないや」
『これで食べよ』
フォークだった。
「洒落てるね」
外は雨も上がり、朝陽が昇ろうとしていた。
屋上に行き、毛布にくるまり、麺をフーフーする彼女。
「ふざけてる?」
笑った僕も一口。麺を食らった。
白い息と湯気の朝。
僕らは今、熱々のフーフだ。
彼女はカップ麺を持ち、天井を見ていた。フーフーして、天井に具が飛んだとか。僕は脚立を使い、具をとった。謎肉。渡すと彼女は笑った。
それが僕らの出会い。
ある夜、お湯が足りず、中途半端な作り方で彼女を傷つけた。
雨の街角。のびた麺のような髪の彼女が海老のように縮こまっていた。
一緒に帰宅し、お湯を沸かそうとするがガスがつかない。
『時間はかかるけど水でもいいよ』
水を注ぐ。
『時間短縮』
カップを手で包む彼女。その手に手を重ねる。
出来上がるまで、僕らはたくさんの話をした。
永遠のような待ち時間。
『食べれるかも』
「割り箸ないや」
『これで食べよ』
フォークだった。
「洒落てるね」
外は雨も上がり、朝陽が昇ろうとしていた。
屋上に行き、毛布にくるまり、麺をフーフーする彼女。
「ふざけてる?」
笑った僕も一口。麺を食らった。
白い息と湯気の朝。
僕らは今、熱々のフーフだ。
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公開:18/09/10 21:57
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★第19回坊っちゃん文学賞大賞『ジャイアントキリン群』
★2025年12月、2冊同時刊行の電子書籍
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ショートショートの可能性と豊かさが詰まったアンソロジーですのでぜひ!
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そるとばたあ