黒いアスファルト

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「何だろう?」
道を歩いていると、小さな黒い影のような生き物がいた。靴底で踏みつけると、ギィッという鳴き声と共に息絶えた。
あとには黒い染みが残った⋯⋯。

「うだるような暑さだ。幻覚でも見たのだろう」
おれはそう思い直し、どこまでも続く黒いアスファルトを歩いて行った。
照りつける太陽が身を焦がし、大量の汗が噴き出す。灼けたアスファルトが溶けてきたのか、歩くたびに靴底がベリベリと音を立てる。
ギィッという声がした。
前方を見ると、巨大な黒い生き物がアスファルトから這い出していた。さっきの小さな影の親なのか、鋭い牙の見える上顎をガチガチと鳴らし俺の方へ近づいてくる。
慌てて元来た道を引き返すが、すでに道路の至る所から黒い影が這い出すのが見えた。靴底はさらにベリベリと音を立て始め、異様に重くなった。
足下を見ると、俺の影がアスファルトから這い出し、俺の両足をしっかりと掴んでいるのが見えた──。
ホラー
公開:18/09/11 18:49
更新:18/09/17 15:45
ドクロむうさまの指令 ガチホラー③

渋谷獏( 東京にいるけっどカンサイジ〜ン♪ )

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