【チューブ】さくさくスナック小説

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ボクは、水だ。

ボクたちは、長いチューブの中を流れている。

なぜ流れているかって?
そんなの決まってる。
流れるのが楽だから...。

たまに、チューブが細くなって苦しくなる時もある。
チューブに付いた重いゴミを、持ちながら流れないといけないこともある。

それでも流されるのは楽なんだ。

でも、ボクは思う。
それは楽だけど、楽しいことなのか?
生きるってそんなもんで良いのか?

ボクは身体の中の何かが熱くなり、爆発した。

両足をチューブに引っ掛け流れるのを止めると、チューブを殴り穴を開けた。

そして、ボクの物語が始まった。
その他
公開:18/09/11 16:24

くろーばー(ふるーてい)

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