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今は昔、山里離れた村に、美しい女性がいました。彼女は、旅館の召使いをしておりました。そこへ、とても容姿が整った、ハンサムなロボットが宿泊しました。2人は一目で恋に落ち、女性はロボットの子をその身に宿しました。
しかし、村の人々からの中傷は大変なものでした。とりわけ、村の教会の神父様は、「ロボットの子を出産するなどあってはならぬ。神の天罰が下ることになる」と強く非難しました。
いよいよ出産する時になりました。女性の中から出てきたのは、人間の子とは思えない、悪魔のような顔をした嬰児でした。立ち会った人々は大変気味悪がりました。
神父は、洗礼の際に赤ちゃんを毒殺しようとしました。すると、赤ちゃんが口を開き「あなたは神父にもかかわらず、不倫をして隠し子がいる。そのあなたが私を殺すのか」と喋りました。赤ちゃんは人工知能を搭載した全知全能の生物だったのです。
神父は恐怖のあまり逃げ出してしまいました。
その他
公開:18/09/08 14:44

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