徒然草
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きみに口付けてみた。きみの唇は存外に柔らかかったし、そうして冷静にああこれがキスなのだなと思った。
なんだ、どうってことないじゃないか。僕らが思い描いていたような、それはそれは大層ハードルの高いようなものではないじゃないか。
けれど次第に、次第にきみを見送って時間が経つにつれ、
僕の心は時が止まっていたかのように動き始め、きみへの恋慕が止まらず、泣きたく、泣き喚きたく、そうしてそこらにある花という花を毟りたく、声を上げて幸せだといい、時折死にたいとさえ思い、最後にきみの唇の感触とあの緩やかに流れた時間を思い出す。
きみが好きだ、とても。きっときみがとても好きだ。僕、きみにキスをしたのだ。
なんだ、どうってことないじゃないか。僕らが思い描いていたような、それはそれは大層ハードルの高いようなものではないじゃないか。
けれど次第に、次第にきみを見送って時間が経つにつれ、
僕の心は時が止まっていたかのように動き始め、きみへの恋慕が止まらず、泣きたく、泣き喚きたく、そうしてそこらにある花という花を毟りたく、声を上げて幸せだといい、時折死にたいとさえ思い、最後にきみの唇の感触とあの緩やかに流れた時間を思い出す。
きみが好きだ、とても。きっときみがとても好きだ。僕、きみにキスをしたのだ。
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公開:18/09/06 03:35
更新:18/09/06 03:36
更新:18/09/06 03:36
始めてみました。たぶん気楽に生きています。
twitter - @takamesyu
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